昨年の夏に泥藍を作って、乾燥させたものを瓶に入れて保管していました。
泥藍を乾燥させたものを藍錠といいます。
泥藍を作ったときの動画
膠(にかわ)を加えると顔料のように使えると、染織雑誌で見かけたような気がするので、やってみようと思います。
すぐ使える状態の膠液を用意しておくと、思い立った時に描けるな〜と思いました。
藍錠の石灰を抜く
泥藍を作るときに石灰を入れたので、抜いていきます。
粉にする
乳鉢に藍錠を少量入れて粉にしていきます。
水に入れる
粉になったら水に入れます。藍は水に溶けないので安心してください。
布でこす
シーチングなどの目が詰まった布でこしていきます。
膠液の準備ができていて、すぐ使うなら次の工程を飛ばして膠で練る作業に移っても大丈夫です。
時間が空くなら泥藍の上の方をスプーンでラップに乗せて乾燥させておきます。
この時は膠の準備をしていなかったので、乾燥させました。
藍錠を粉にする
乾燥させたものを粉にしていきます。
膠液を加えて練る
膠液を少しずつ加えて練っていきます。
日本画の水干絵具のような感じでしょうか。(日本画を描いたことがないのでわかりませんが)
描いてみる
家にあった画用紙に描いてみます。
お〜。
描けた〜!!
自由に描いて、1日乾かしたのがこちら。
良い感じに筆の跡が残るので文字を書いてもいいかもしれません。
色を重ねても下の色が残っているのが良いですね。
滲みやぼかしは私の技量不足でうまくいきませんでしたが、膠の量や水の量を調節したらいけると思います。
触ったらざらっとしています。石灰が残っていたのでしょうか。
濃く描いた場所を指で強く擦ると、少し粉が取れる感じです。
割れたり、色が落ちたりは今のところ無いので、絵の具としては合格なのでは。
うちで採れた藍で絵の具を作れるようになりました。
「究極の絵の具を手に入れた!」という感じがして戦闘力が上がった気がします。
普通の絵の具では満足できなくなった方はぜひ挑戦してみては。